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2008年06月18日

●よもやま話「白樺牧場」

今、赤城山頂の新坂平・白樺牧場周辺のレンゲツツジが見頃を迎え、多くの人達の心を癒している。
宮城村初代村長、東宮六郎治の蔵書の中に「山岳・第七年 第二号」明治45年7月15日発行の本がある。以前、この本に掲載されている赤城の伝説について紹介した事があるが、今回は掲載添付されている白樺牧場の写真を紹介したくこの記事を書いた。
この写真は、以前、県の委嘱による覚満淵の動植物調査に来られた方々が複写されて行かれた事もある。明治45年(1912年)は明治最後の年であり、この年に大正と年号を変えた記念すべき年でもある。それから既に95年余の歳月が流れている。
東宮六郎冶の長男、東宮徳次郎(村長を歴任)の妻の父親である須田又八郎は、明治12年第一回県会議員選挙に南勢多郡より選出され、以来11年間在職。赤城湖氷会社、上毛馬車鉄道会社、赤城山森林組合、赤城山牛馬組合の設立に中心的役割を果たす。
また、前橋中学を自宅隣接地に誘致するなどしたが、明治30年、48歳にしてその生涯を閉じる。
恐らく、白樺牧場も須田又八郎等が中心になり作られたものなのだろう。
赤城山は笹ダニが多く牛の放牧は難しいと聞いた事があるが、白樺牧場の歴史は100年余りの長い歴史を刻んでいるのである。

東宮六郎治の蔵書「山岳」東宮六郎治の蔵書「山岳」

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