●よもやま話「赤城神社の記録」
三夜沢町にある赤城神社に関しての記録が納戸から出てきました。
皇紀2600年記念事業「赤城神社御分社分布状況概表並ニ豊城入彦命ノ奉祀状況」赤城神社分社調査委員と書かれたガリバン刷りの小冊子である。
皇紀2600年とは昭和15年の事で明治政府が定めた年号ですが、長引く戦争で国民生活が悪化してきた頃でもあり、又、翌年にはアメリカとの戦争が始まります。そのため,政府はこの皇紀2600年を祝う祝賀行事を盛大に行います。それに呼応する様に各地で色々の行事、事業が行われましたが、これもそれに関わりがあります。その後の国幣中社昇格運動。そして、昭和19年には県社赤城神社御造営計画配置図が作成され、正に動き出そうとしていた矢先に敗戦を迎え、計画は頓挫するに至るのです。
さて分社の数ですが、現存セルモノ(改称ノモノヲ含ム)10府県、軍艦1を含め「193」。合併又ハ廃社ノモノ「141」。合計334(県内246)(県外88)と言う報告がなされております。
詳細は機会がありましたら記載したいと思います。