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2005年11月22日

●よもやま話「柏倉町の双体道祖神」

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柏倉町の双体道祖神。これは、天明5年11月に講中により造立。自然石を利用し、男女二神を半彫。また頭上に大きな笠石を載せた、すばらし道祖神ですので、機会がありましたらぜひ見て下さい。
柏倉町の大崎さんに話を聞いたところ、昔はお寺にあったそうですが、先祖が米と交換して現在地に安置したとの事。私見ですが、多分昔は現在地に鎮座していたのでしょうが、廃仏毀釈令により寺の境内に移動したのでしょう。それを大崎さんの先祖がほとぼりが冷めるのを見計らい、寺と交渉して譲り受け、元の場所に安置したと考えられます。
なぜならば道祖神は寺の境内に造立する物では有りません。村や家に悪霊や病気が入って来ないように塞ぐ神様であり、道路や旅人を守ったり、また、性器崇拝と関わり、良縁、子授け、安産等々を願い造立されたのです。
安置されている場所は、昔から赤城山への街道だったそうで、その事を裏付けております。

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