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2007年04月24日

●よもやま話「世良田薬師で再発見!赤城塔」

赤城塔 数日前、前橋市役所3F会議室にて、文化財指導員を集めての会議がありました。
この会議を契機にこの一年、地域の文化財保護の為に気を引き締めてガンバロウ!!などと殊勝な気持ちを湧かせ、4月21日、地区の文化財巡視パトロールを始めました。最初に、大前田栄五郎の墓地、次はお地蔵様、世良田薬師へと移動、お堂を覗き込み確認、境内は綺麗に掃除がなされておりました。そこで、境内を散策し、ふと見渡すと…??
あっ!!今まで幾度となく見ていたつもりだったんですが、目線の先には「赤城塔」の塔身部分が天地逆様になり鎮座しているではありませんか。物凄く小さな…柏倉・阿久沢家墓地の赤城塔の塔身位の大きさですが、間違いなく赤城塔のものでした。
それを見付けた時の喜びは、何と表現して良いのやら、本当に嬉しいものです。
赤城門徒の足跡を知る手掛かりが、又一つ追加された事を天上の赤城了需に報告したいと思います。「誰かが神を感得してこそ、山は神々が住まう霊山となる…」との伝えあり、赤城了需しかり、赤城山に籠もり、天狗を友とし30年余、一歩たりともこの山を離れた事が無かったと…そして、月船師の加護を受け、中国天台山に学び、帰国後、多くの門徒にその教えを説いたと…その足跡の赤城塔が、また一つ見出された事は偶然でしょうか。
赤城の神々よ、教えて欲しい、了需師の全てを!!