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2006年05月01日

●よもやま話「赤城山・山開き」

 5月8日は赤城山の山開きである。しかし、この言葉も南麓一帯では死語に成りつつある。赤城山頂を抱える富士見村の関係者ぐらいしか知らなくなっているのではないだろうか??
 昭和40年位迄は、南麓一帯から赤城山頂を目指し、登山する人々が如何に多かったか!!
 湯の沢温泉(現赤城温泉)の御宿 総本家の玄関前から大洞(山頂)に通じる道があった。この日は、早朝、暗い内から既に登山者が、引きも切らずに大洞に向け歩いていたのを覚えている。
 里の人々は、この日を楽しみに待っていた。丁度、この頃が、農休み…と言うところであり、また、山も新緑が美しい頃でもある。しかし、40年頃から、段々と農家の人々も、工場や建設現場に出稼ぎに出る様になり始め、日曜日以外休めなくなって行く…社会構造の変化が起き始めて来だしたのである。5月8日と言う、特定日には休めなくなって行くのである。旗日以外は農作業…の時代から、現今の日曜・旗日に農作業…の時代の様にである。古代から、徳川300年・明治・大正・昭和と続いて来た、時の流れが一変して行くのであった。
 それから40年、宿屋の前を通る人は誰一人としていない。
 そうそう、昔からこの日は、16歳の娘は赤城に登ってはいけないとの伝承がありました。何故??
 「赤堀道元の娘が小沼に入水して、竜に成った」との伝説…この話は、又の機会に…!

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