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2006年04月02日

●よもやま話「餅草の話」

 4月2日(日)、千本桜まつりの準備で現地へ。仕事の合間を利用して、ちょいとサボリ、土手に生えている「餅草摘み」。里では既に大きく生育している餅草も、この辺では未だ生えたてでした。皆んなに、「何をするんですか」と尋ねられましたが、答えは「よもやま話」のネタと答えました。
 子供の頃から、「ヨモギ」と言うより餅草と呼んでいたので、この名前の方が親しみがあります。ヨモギとは四方に根茎を伸ばし繁茂するので、このような名が付いたと言われているそうです。勿論、餅草の由来も、字の如くであります。
 今から43年位前、よく沖縄に行っておりましたが、その頃、知り合いの「棚原のウンメー」(おばあちゃん)から餅草の話を聞きました。
 戦前、沖縄にも地域によってはマラリアに感染する事があり、そうした時には、餅草の青汁を飲ませると良い、との話を聞きました(それっきり頼る物が無かったようです)。ヨモギの青汁には、解熱作用があるとの事です。その当時、キニーネ何んて薬、庶民には手に入りませんもんね。
 沖縄のヨモギは本土のとは種類が違い、ニシヨモギ(方言でフーチーバー)と言いますが、薬効は本土のと変わらないと思います。その他、臭い消しに特効ありとか。沖縄では、賓客が来訪した時、ヤギ料理を出しますが、そのヤギの臭い消しにヨモギを利用します。

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