« よもやま話「安産祈願」 | メイン | よもやま話「花見遊山」 »

2006年02月23日

●よもやま話「桜の大木の話」

 今でも、「どこの桜が一番か?二番か・・・」との話題が、特に春になると上がってきます。もうそろそろ3月、いよいよ桜の開花の予想話の季節です。
 今から90年前頃(大正6年)の話です。
 第1位 北足立郡石戸村東光寺境内「蒲の桜」胴廻り3尺4〜5寸、高さ4丈、枝広さ10間。
(現、埼玉県北本市、東光寺「石戸の蒲桜」樹齢約800年、山桜と江戸彼岸の自然雑種)
 第2位 甲州北巨摩郡山高村実相寺境内「神代桜」胴廻り3丈余、高さ3丈3尺、大枝廻り1丈4尺。
(現、山梨県北巨摩郡武川村「山高神代桜」樹齢1800年以上、日本武尊手植え伝説あり、又、日蓮上人伝説も。国の天然記念物に指定されているが、現在、枝の半分は朽ち落ちている状態なり。往時は高さ30m、枝張り30mと伝えられている。)
 第3位 上州勢多郡新里村新川新井松之助の庭「お角桜」胴廻り3丈、高さ5尺。
(現、桐生市新里町新川地区、現在の桜は二代目なり、先代は昭和23年に枯れ、植え直された。先代の桜は鎌倉時代の建久2年、新井家当主により植えられ、娘「お角」の名を付けたとの伝説あり。しだれ桜なり。現在の桜は根廻り4m、枝高約10m。)
 そして、苗ケ島町の金剛寺のしだれ桜は「お角桜」の子なりと。 

【苗ヶ島町 金剛寺のしだれ桜】
kongouzi_sakura050414.jpg

金剛寺案内マップ

トラックバックURL

このエントリーのトラックバックURL:
http://www.hurusato-miyagi.jp/plog/mt-tb.cgi/1372

コメントする

(初めてのコメントの時は、コメントが表示されるためにこのブログのオーナーの承認が必要になることがあります。承認されるまでコメントは表示されませんのでしばらくお待ちください)