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2006年02月04日

●よもやま話「赤城の埋蔵金異聞」

 幕府の勘定奉行だった小栗上野介忠順が倉渕の烏川原で斬首されたのが明治1年6月の事でした。それから既に138年余の歳月が流れております。
 既に、明治、大正時代から小栗の埋蔵金伝説は流布されていたらしく、多くの人々がその隠された黄金何万両かの行方を追って悲喜交々の物語を展開してきたようです。
 さて、埋蔵金は本当にあるのでしょうか?無いと言ってしまえば・・・ロマンの欠けらも無い話ですが・・・。
 小栗が倉渕に隠退したのは、その年の1月の事、その5ヶ月後には斬首されてしまいました。処刑後、もし埋蔵金を隠匿したなら、明治政府は赤城山一帯を探索したはずですが、それは痕跡無しであります。
 さて、異聞の事でありますが、筆者の祖父が子供の頃の私に語ってくれた話を・・・。祖父の叔母さんが嫁いでいた倉賀野の某家の話です。
 戦前、倉が15棟位あって、その倉を取り壊したらその倉の下から慶長小判がたくさん出てきたとか。それは、小栗の一行がそこの家に泊まり、翌日、早朝多くの荷駄を連ねて赤城の方面に消えて言ったという話。多分そこの家に埋蔵金を隠し,空荷で赤城に向かったのだと・・・。
 祖父存命中、私をそこの家に連れて行ってくれると話していましたが叶いませんでした。江戸を引き払った小栗の荷物は、利根川を利用して船で倉賀野に運ばれたのは事実であります。
 続きの話もありますが、またの機会に!

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