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2005年06月16日

●よもやま話「お蚕様」

昔は、春蚕(はるご)を5月の初めに掃蚕、6月上旬に上蚕、どこの家でも、蚕・蚕・かいこ・でした。
寝ていてもザワ・ザワと一晩中お蚕様(おこさま)の音に悩まされました。上ぞくすると、一週間位で繭出し、やっと現金収入。それから、麦刈り、田植えと続くわけです。
しかし田植えが終わると、すぐに初秋蚕(しょしゅうさん)が始まります。
今、畑一面が桑畑だった光景は想像すら出来ません。時々、荒れ果てた桑畑に、伸び放題伸びた桑の木が、寂しそうに桑の実(ドドメ)をたわわに実らせています。昔は、子供たちの最大の楽しみでした。口中をドドメ色に染めながら、この甘酸っぱい果実をほおばったものです。しかし、シャツも何もかもドドメ色に染まり、母親に叱られた記憶を鮮明に覚えている方々がきっと多くいる事と思います。
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