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2006年06月09日

●よもやま話「石鹸の話」

 最近、固形石鹸を見かけなくなってきていませんか!!その代わり、色々の容器に入ったソープ類が…皆さん用途により使い分けして…好みの物を…。
 子供の頃は、石鹸は洗濯用の固形石鹸と体を洗う石鹸の二種類だけ!! でしたよね…。正に時代は…過去の事を忘却の彼方に…。
 昭和33年頃、寮に入るので、持たされたのが、洗面器と石鹸二種類と洗濯板??そんな板も洗面器も、既に過去の物に…。
 その頃、祖母に石鹸の事を聞いた事が…戦前、昭和の初め頃か大正??
 その頃は、宮城の何処にも石鹸なんか持っているいる家は無かった…との事。東宮大佐が帰省の折、手土産に持って来たが、珍しいので使えなかった、との話が…。この地方でも、石鹸を使い出したのは、明治10年頃との事。それ迄は、洗粉を使用していたらしい、いやそれ以降もづっと使われていた…。
 洗粉??その原料は??小豆を臼で挽き粉にして、布袋に詰め込んだ物。その他、「こぬか」を布袋に入れた物…(こぬかは餅米のこぬかが最上)。これで、体をこすっていたんです!!今の人、信じられますか??。おじいちゃん、おばあちゃんに聞いて見て下さい!!覚えている人、いるかも…。
 衣類等の洗濯には、サイカチの莢(さや)、蕎麦の殻、ミョウガの茎葉、ムクロジの果皮などを煎じた汁で…こんな話、信じられます?? ウッ・ソー信じ・らんネー・デスよね!!
 そうそう、こんな話も…、昔、温泉場の板前は鯉を料理するのを嫌がった。その訳は、鯉は脂が多く、切った後の包丁を洗うのに手間が掛かった。今みたいに、洗剤が無かったからです。灰で脂落とし…、大変ですよね!!

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