« よもやま話「桑の木」 | メイン | 赤城山の花々 »

2006年05月27日

●よもやま話「田植の話」

 よもやま話を書き出して早一年…永い??…まあ殆どが、今年に入ってから…である。先日、市の担当者の某氏が、1年分を取りまとめ、冊子にしてきて下さった。原稿が無いのでウレシヤ・うれしや、である。
 よもやま話の最初の項が「田植」の話であった。すでに何を書いたのか忘れていました。なので、そろそろ田植の時期が近づいて来ているので…、田植に関しての関連話を書いて見ようかと…。
 5月5日には、「田の神様」を祭るため、朝飯前に田の畦に田の神様の藁宮を作り、赤飯やオミキスズに酒を入れ供えた(柏倉町)。勿論、どこでも同じ様な事をやっていたが…最近はついぞ見かけなくなってしまった。もう、忘れ去られた過去の行事に…残念であります。
 そして、6月の辰の日には田植はしない。どこにでも伝えられている俗信??であるかも??。柏倉町に伝えられている話でも、辰の日に植えられた米は「死に米」になるとか、「タツ頭ののり」になるとかと、伝えられていた。だから、どこの農家でも田植をしなかった。そこで、柏倉のお寺の和尚さんは、お寺の田植を手伝わせたと…伝えられている。この話、他村でも聞いた事が…!頭の良い、お坊主の知恵は流石…見事でありますなあ!!南無阿弥陀仏・なむあみだぶつ。
 その他、半夏には田植をしない…半夏とは?? 7月2日の事である。半夏の日には、ハンゲ様が半分田に足を入れ、半分畑に足を入れ、立往生したので田植をしない(大前田町)とか、ハンゲ様が手鍬を持って立往生したとか、色々な伝承があります。
 半夏(7月2日)までに田植を終える目標を立て、この日を農休みとする…慰労の意味も含まれているので、どんなに忙しくても、この日は休んだらしい。

tanbo060527-02.jpgtanbo060527-04.jpg

トラックバックURL

このエントリーのトラックバックURL:
http://www.hurusato-miyagi.jp/plog/mt-tb.cgi/1484

コメントする

(初めてのコメントの時は、コメントが表示されるためにこのブログのオーナーの承認が必要になることがあります。承認されるまでコメントは表示されませんのでしばらくお待ちください)