●よもやま話「もうじき5月だいの〜」
はぁ、じき5月だいの〜!5月つえば、なんつったって節句だい!!そのメー(前)に、八十八夜だいノー。
昔シャー「わかれ霜」と言ってたんベー、この頃ァー、良く霜が降ったからノー。八十八夜ニャー「アンピン餅」をこさえ、蚕の神様に進ぜた。このアンピン餅の事を「シモッ・プタモチ」とも言ったんサー(馬場町)。また、九十九夜を別れ霜とも言ったんサー(馬場町)。
5月の節句ニャー、鯉のぼりおっ立てて、オコワ(強飯・赤飯)を蒸かし、屋根にショウブと餅草を差したいノー。今じゃーあんまり、そんな事しなかんベー。それからショウブ酒、飲んだいノー。何んつったって、ヘビに囓られねー様にしなけりゃあ、なんねーからノー。何故!!
昔っから、竹筒の徳利に酒入れて、ショウブを差して、そいつを飲むんさー。そん時採ったショウブを風呂に入れて、ショウブ湯にヘーッタもんだい。ショウブ酒、ウンメーかって??…臭くって、マジカッタイノー。(市之関・柏倉他)、草刈り、山仕事でヘビに出くわすんで囓られちゃー、やだもんな…。