●よもやま話「青い兵隊さん」
千本桜まつり本部事務所の中での会話です。
「昔は、いっぺー囚人が居たいねえ〜!春は演芸会、秋は運動会があってサ〜。ネーガシマ(苗ケ島)なんか、みんな、運動会に行ったい。」何つう話…?!
そんな中の会話で、ある役員の人が、子供の頃、ケイビン車(軽便車??)キャタビラの付いた戦車の様な??その上の荷台に多くの青兵(前橋刑務所・赤城農場の囚人を地元の人はこう呼んでいた)を乗せ、カタカタと大きなうなり声を上げて通るんで、皆んなでそれを見ていた…、何んて話をしておりました。
それは、戦後、キャサリン・アイオン・キティなる大型台風が群馬の全域を襲い、関東各地で膨大な被害を出した台風なので、記憶にある方々も多いいと思います。
その時、荒砥川が氾濫し、多くの犠牲者が出ました。現在、荒砥川を渡って大胡から宮城方面に上って来る川の両側に、数メートルの高さの石垣が積まれていると思います。この護岸工事に駆り出されていたのです。
私の小学生時代の恩師・北爪幸作先生も、群馬大学の学生時代、アルバイトでこの護岸工事に出た、何んて言う話を私達に話してくれた事が記憶にあります。
この川、江戸時代は「湯の沢川」と称し、百年に一遍位の割で氾濫を繰り返しています。災害は忘れた頃起きると…!
青兵の話も既に過去のものと成りつつあります。こんな事語る人、よっぽどのジーサマなのでしょうか??