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2006年04月05日

●よもやま話「桜の話 ー第3話ー」

 またまた、桜の話を・・・!
 観桜・桜の花びらを喰う・桜の木を使うから、飛んだ「桜花」の話です。
 確かに、桜の花びらは散るとき、風にのって高く舞い上がりますが、悲しい・悲しい「桜花」の話を・・・。
 もう十数年位前ですか、沖縄に駐留している、本県出身自衛官を激励する目的で、航空自衛隊のC1輸送機に乗り、沖縄入りをした事があります。出発地は埼玉県の入間基地でした。基地の建物の中に「桜花」は展示されておりました。そうです、特別攻撃機、つまり特攻機の事です。この飛行機はドイツの誇る戦闘機・メッサーシュミットMe262を元に設計され、日本で最初のジェット戦闘機に成る筈でした。しかし、既に戦況は悪化・・・本土決戦用の特攻機に変えられて行ったのです。全長6Mの機体に1200kgの爆弾を搭載して突っ込むのです。特攻機なので車輪は付けて無かったそうです。自力では飛行出来ないので、一式陸攻と言う大型機にぶら下がって行ったとの事。乗員は一人。九州の基地から沖縄へ飛び立って行ったんだそうです。
 アメリカ軍は、この桜花の事を「BAKA BOMB」馬鹿爆弾と言ったそうです。
 桜の花の話で、一番悲しい話であると思います。桜の花の様に散れと「軍人」は教育されたそうです。

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