●輿懸の森(神事)
平成18年4月9日(日)、柏倉町の前橋市指定史跡「輿懸の森(おこしかけのもり)」において、恒例の神事関連行事が行われていました。
場所は、赤城神社参道松並木の始まる少し手前の森の中です。以前は、松が生い茂る林の中にありましたが、ここ数年、松食い虫の影響で往時の面影が無くなってしまいました。
この行事に付いては、私が書くと話が長くなるので、旧宮城村教育委員会が発行した「宮城村の文化財」と言う小冊子に簡略した説明文が掲載されているので、それを引用させてもらいます。
「毎年4月と12月の初の辰の日に柏倉地区の阿久沢家の人々は、わら宮を建て、まわりを掃き清めて、前橋市二之宮町から三夜沢へ向かう神衣(かんみそ)を安置するならわしをもっている。「赤城太神宮御鎮座略本紀」によれば、この日(4月と12月の初の辰の日)は、二之宮では蚕と木綿(ゆう)の祭りで、木綿を作る人と機(はた)を織る人がいて、神衣を制作したとある。」
ちょっとわかりづらいでしょうか? ゴジンコウサイという祭りは、二之宮から大胡神社へ寄り、休憩場所として、ここえやって来ます。そして赤城神社へ向かいます。昔は徒歩でしたが、今はマイクロバスです。
写真は一行を阿久沢一家の人々がおもてなしをしている所です。
[情報提供:宮城地区住民の方]