●よもやま話「赤城に天狗が??」
東宮六郎治の蔵書の中に、「山岳」(明治47年刊)第七年、第二号、303ぺージの項に「序に赤城山の天狗の事を書けば、新著聞集に赤城山の天狗松の坊が紀州有田郡由良法燈寺の伽藍を一夜の内に建てたと言う話が載っている外、世良田の長楽寺にある赤城秘文に「赤城山有一練行之人。三十余年影不出山、木食潤飲。氷雪不凍。有神異興無数天狗友善。(中略)適師(法照禅師)陟赤O従容於霊区練行人出迎」此禅師の弟子になって了需と号した「上野一州。学師之道者。一稱赤城門徒。以彼需翁為祖。需之肖像現今在赤峰」。それから今大洞の県社八の内に飛鳥社(国志によれば山神、稲荷,雷神、水神)とあるのは天狗を祭ったものであるという。」…「天狗」とは何か…今も全国各地に残る天狗伝説。
かっては天狗が山伏に化けているのでは??などと信じられていた。赤城には天狗は居ないと思っていたが…居たんですね…天狗に関する伝承は、日本固有の山岳宗教・修験道と密接な関係があります。赤城山もかっては山岳宗教の霊山でした。沼田の迦葉山もしかり…天狗で有名ですよね!!