●よもやま話「市之関の人々が愛した和算」
市之関町の住吉神社に和算の奉納額が飾られています。旧宮城村の7大字の中で、この地区の人は努力家が多い。柏倉町と同じく、良田が少ないのが影響しているせいかも知れません(江戸時代は米経済・米の収穫があるか無いかで収入が決まりました)。
人は、豊かな土地に住む者より、環境の悪い所に住む人の方が、いかにそれを打破しようかと努力します。勤倹貯蓄に励む者が多くなります。結果、他の地区より抜きん出た資産家や篤農家が出ております。
そうそう、和算(数学)ですね、当時は、庶民の娯楽だったそうです。クイズの様な謎解きです。何か面白い事、難しい問題を解いたりすると自慢したくなります。現在も同じだと思いませんか?それで自慢して額にした!!そんな事が奉納額の始まりだったらしいんです。ここの算額の詳しい話は機会がありましたら後日と言う事に・・・。