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2006年03月22日

●よもやま話「車屋んち」

 今、「車屋」と言えば自動車屋さんですですよね!!でも、昔は水車の車の事、つまり、精米所をやっていた家の事を「車屋んち」とか「下の車」、「上の車」なんて呼んでいました。今でも、そう呼ばれている家があると思います。
 そうそう、我が苗ヶ島町にも「したのくるま」と呼ばれている家があります。江戸時代に水車を動かして精米所を営んでいたらしいです。ですから家のそばにかなり流れの速い川があるはずです。そうでないと水車が動きませんよね。
 苗ヶ島の古文書には、その水に関わる係争事件を記したものが残っております。水車小屋主対地域住民との水争いの事、又、運上(税金)の事などです。明治5年の記録に、水車一輪〜永六十一分四トなどの記録が残っています。
 国は違いますが、東南アジア・タイ国の精米所の経営者は全て中国系タイ人だそうです。なぜか、法律でそう決められていたそうです。勿論、米の流通の全てを中国系の人々に委ねていたわけです。精米所は農民に肥料など米作に必要な物を貸し付けたりし、農民をガンジガラメにしていたということです!!精米所は結構「うま味」のある商売かもしれません。江戸時代も皆、財を残したそうですしね。そうそう、わたくし、昔、東南アジアの米の流通について勉強した事が・・・。誰も信じませんよね!!

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