●よもやま話「赤城南麓の春」
「曙色天開紫気風光序入青陽“ショショクノテンハ・シキヲヒラキ、フウコウノジョハ・セイヨウニイル”(春は曙、空にはめでたい紫気がたなびき、風景の順番は春に入った)」と言う中国の詩人「王維」の漢詩の如く、既に赤城山中の風景も徐々に春に入りつつあります・・・いや、既に春である。
蕗のとうが顔を出し、マンサクが咲き、クロモジの花の蕾が、今か今かと咲くのを待っています。真っ黄色の花とその芳香は周囲に春の色香を漂わせます。しかし、まだ雪が降る可能性もかなりある。そして、霜
も・・・。
鼻ケ石町の古老が「ケヤキの芽の開き具合で霜の有無を見ていたと。ケヤキの芽がムラに開くと霜が降り、ケヤキの芽が揃って開けば霜が無いと!
時間のある方、観察してみては如何かな・・・?