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2006年06月27日

●よもやま話「伝説??」

 先日、ある方から、心の奥底にしまって置いたある事が…やはり、心配であると…の話を又聞きで相談されました。実は、相談内容は2点ありまして、最初の1点は・ねつ造…と言っても…間違いなく、伝説のねつ造です。悪意・・??そんな事ありません。善意のねつ造です。経緯も良く知っております。
 後世に伝わる可能性・・・?? 分かりませんが、間違えば伝わるかも?? 多分、忘れられる範ちゅうの事…デアリマス。伝わったとしても、何んの影響もありません。ご心配ご無用と存じます。多分その命名に関与した事が、心の何処かに、小骨の様に引っ掛かり取れないでいるのだと思います。
 しかし、多分、命名表示された標柱が朽ちるのと同時に、その話も朽ちると思います。地域発展の宣伝行為からの善意のねつ造であります。
 そうそう、地元の人達が、その事をまるで信じておりませんから、後々伝わる事は希有の…であります。どうしても、その事を話せと…困った!!バラスべきかバラサヌべきか??…ジ・ツ・ワ・・・忠治温泉横の駐車場にある「忠治腰掛けの石」であります。
 もう1つは、馬場町にある前橋市の指定文化財「あ・うんの石仏」との事。昔は、その石には名前がありませんでしたが、上野丑之助翁(元宮城村長・宮城村に於ける文化財の権威)が命名したから…と。この件についても、ご心配ご無用と存じます。石造物本体は間違いなく文化財に該当する物であり、指定当時、県の石造文化財の権威の人が立ち会い、認定したのであります。

 道祖神にしても、薬師仏・観音仏等々にしても、元々、地区の人々は道祖神様・薬師様・観音様と言っただけと思います。村々が合併され大きくなるにつれ、どこそこの薬師様・何々の薬師様なぞと変えられて行ったりしておりますし、神様の本当の名前も分からなく成ってしまっているのが現状です。名無しのゴンベイの神様と言う訳にはいきませんので、上野翁が名付け親になったしだいです。
 翁が名付けた物はほかにもあります。鼻毛石町の「お帰り道祖神」等々。数十年前、現在地より盗まれ、行き方知れずに成っていたのを、筆者が見つけ出し、当時の所有者と交渉、無事元の場所に「お帰り遊ばされたので」、上野翁がそう命名したのです。当時、赤城寺住職・教育委員会の関係者・墓地所有者等々が集り、盛大に帰還式を執り行った記憶があります。

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[忠治腰掛けの石]


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[あ・うんの石仏]


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[おかえり道祖神]

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