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2006年06月12日

●よもやま話「櫃石に慶長小判?」

 三夜沢赤城神社から2キロ北方に「櫃石」という、古代6世紀の祭祀遺跡があります。
 「磐くら」とも言い、古代の人がこの大石の周りで祭祀を行っていたもので、それを示すかの様に神社の神宝・勾玉もここからの出土品と伝えられています。そのほかに、滑石製の小さな玉や祭祀用土器類なども出土しています。
 私は何時も神社に向かって車を走らせています。何故かって? 山に住んでいるからですが、赤城の山体が雲や霞で隠れているときでも、余程の事がない限り、「櫃石」がある丘が隠れる事はありません。きっと古代の人もその事に留意していたのでは無いでしょうか。そして、その直線上には霊峰「荒山」がそびえています。「荒い山」、つまり猛々しい神の山と言う意味も含まれていると…。
 荒山側から眺めると、眼下に櫃石の丘、そしてその下に赤城神社が鎮座し、その延長上には日本一の霊峰富士山の姿がくっきりと見えます。
 私で無くとも、それが何を意味しているかわかるような気がします。
 あっ、すいません、大分話が逸れてしまいまして、今から20年位前の事ですが、こんな事件が…。多分ご記憶のある方もいらっしゃるのではないでしょうか。
 ある少女の神のお告げを受けて、櫃石の下にトンネルを掘って宝探し…これって、文化財保護法違反では?
 つまり、逮捕ってわけで新聞紙面を賑わした事件です。しかし、大石がゴロリと動き下敷きにならなくて良かったとの噂話が…。実は、犯人達「慶長小判」が隠されているとの話を信じての行動だったとか・・・。
 馬鹿な奴らです。この時代に慶長小判なんてありっこ無い!! 神罰が下った話です。

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