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2006年04月07日

●よもやま話「タンポポ」

 もうじき野山を埋め尽くす黄色い花!と言えば「タンポポ」ですよね!余り生えて欲しくない雑草と言って良いかも知れませんが、子供の頃、よく白い綿毛みたいなのに、フッ・ット息を吹きかけ飛ばした記憶が鮮明に脳裏をかすめる事、ありませんか?
 田舎の子供達だけの記憶かな・・・多分そうだと思います。でもこの雑草?「苦い野菜」と称され、上手に料理すれば全てを食す事、可能デアリマス。勿論、全てですから、根まで含めてです。「根のキンピラ」、「葉と茎の佃煮」、「葉や花のテンプラ」等々に利用可能ですのでお試しあれ。
 話は変わりまして・・・昔読んだ「骨董品の絵の真贋?」に関する記述にタンポポに関する話が出ておりました。
 江戸時代前の古い掛け軸の絵が持ち込まれ、専門家が真贋の判定を依頼されたが、なかなか判定が出来なかったそうです。真贋を判定する場合、当時の紙とか絹本が使用されているか、絵の具が当時の物か、人物が描かれていれば、その当時の衣服を身に付けて居るとかの時代考証の調査をもするそうですが、その点は全て適合していたそうで、専門家の学者の先生方も本物であろうと結論づけたそうです。しかし、その絵を見た植物学者が、そこに描かれていた「タンポポ」を見て、そのタンポポはその時代日本には無い筈・・・西洋タンポポであると。贋作者も他の事には造詣が深かったが、植物には無知であった?ので見破られてしまったと言う話が載っておりました。
 桜もしかり、もし幕末以前に描かれた「観桜の図」に染井吉野桜の絵が描かれていたら、それは贋作と言う事に成る訳ですのでご購入の節はご注意を!!。

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