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2006年03月30日

●よもやま話「千本桜」

 千本桜がなぜ太く生長したのか?「木は生長して太くなる」当たり前の事を言うな!!と怒られそうですが、千本桜並木を歩いて見て下さい。未だ太ももの太さほどの木から、相撲取りの腹程の木まで色々とあります。同じ時期に植えられたんですよ!
 確かに木々の間に植えられたので、生長出来ないって言う部分はありますが、それにしても、違い過ぎないとは思いませんか?
 かつて、今の赤城高原牧場クローネンベルク(ドイツ村)は、前橋刑務所・赤城農場と言われ、多くの受刑者が収監されておりました。そして、千本桜が植えられている道路の両側は刑務所の畑でした。今は崩れて跡形も無くなりましたが、20年位前迄は、農作業をする囚人を監視する為の、望楼があちこちにありました。
 私は作業中の皆さんの傍を通り、山に登ったもんです。倶利伽藍モンモンのお兄さん達が丹精込めて作ろうと撒いた「金肥」は、桜の根に吸い取られ、作物はろくな物が出来なかったとか・・・。しかし、お陰で畑に隣接して植えられた桜は、丸々太ったんです。
 もし、そこを卒業した方が、この「よもやま話」を見ていたら、筆者は、心から貴方達に感謝の言葉を差し上げたいのです。
 何れにしても、警務官の方々や収監されていた方々が、あの桜の生長を見守っていて下さったから「日本の桜の名所百選」にも選ばれる程に成ったんです。

sakura050419-11-05.jpg

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