●よもやま話「鼻毛石」
[北爪将監供養塔]
前橋市宮城支所は鼻毛石町地内にあります。
鼻毛石町は、明治22年、現在の宮城地区の7町が合併し「宮城村」が誕生した際、地形的に村の中心部にあったため、役場や小・中学校、農協、郵便局などが徐々に造られ、村の政治文化の中心となりました。
この地には地名の起源となった巨石の「鼻石」があり、近くには戦国時代に活躍した郷士、北爪将監(きたづめしょうげん)とその兄弟の生家跡があります。北爪将監兄弟は北条氏に仕えて活躍し、地元群馬県は元より埼玉県までその足跡を残しています。
生家の近くにある赤城寺(せきじょうじ)がその菩提寺で、将監の死後100年忌に建立した立派な供養塔が今でも残っています。